皆様ご機嫌いかが?
ミソラレミです。
先日8月20日(土)の22時~24時は、
8月のテーマ「物語の脚色」について
皆さんとについて考察して頂きました。
ご参加頂いた皆さんお疲れ様でした。
「脚色」とは小説や事件などを舞台・映画・放送で上演できるように脚本にすること。
さらに原作には書かれていない部分や別の視点を書くことで作品の面白さを追求した
ことがヒットしたことによって転じて、事実をおもしろく伝えるために粉飾を加えることって
いうのが一番皆さんにも身近なのではないでしょうか。
そこで、8月のテーマは、そんな「脚色」を考察して頂くべく、
「浦島太郎」をモチーフに「脚色」をしてみました。
オーソドックスな「恋愛」をテーマに「脚色」してみました。
「脚色」をする上で一番大切なのは、原作の流れを壊さないというのが
ルールとなります。例えば、浦島太郎は「海でいじめられている亀を助け、
亀に連れられ竜宮城に行き、乙姫様と出会い楽しい時を過ごした後に
突然、故郷が気になって戻りたい旨を乙姫に告げ、玉手箱を貰います。
そして、故郷に帰った浦島太郎は変わり果てた故郷を見て憐み、決して
開けてはならない玉手箱を開けてしまい、お爺さんになってしまった」と
いう流れです。これを恋愛をテーマに脚色すると、まず、亀を女性として
浜辺で輩に絡まれている女の子(亀)を助けて、その娘がメイドとして
働いている御邸(竜宮城)に出向き、そこの主の女性(乙姫)に気に入られて
楽しい時を過ごしていたのですが、メイドとして働く女の子(亀)の気持ちに
気づき、女の子(亀)と一緒に駆け落ちして故郷に帰ろうということになり、
乙姫様に故郷に帰ることを伝えたときに乙姫様から、玉手箱を貰います。
2人は浦島の故郷に戻り暮らし始めますが、現実の辛さに愕然とする中、
ある日ふと乙姫様から頂いた玉手箱の中身が気になり、開けてみると
そこには錠剤(睡眠薬)が入っていました。
永遠の幸せを求めた二人は、その錠剤を呑んで手を繋いで眠りました――。
このように脚色することで、別の作品のようにしたり、元の作品を深めたり
することができます。しかしながら、原作のファンの方のことも考えて脚色する
ことがプロの脚本家の醍醐味ではないかと思います。
次回は、9月3日(土)22時~24時にカレッジの講堂にておこないます。
ご都合が宜しい方はお越しください。
9月のテーマは「ト書について」
皆さんと考察していきたいと思います。
ご都合が宜しい方お気軽にご参加くださいね☆
ミソラレミでした。