皆様ご機嫌いかが?
ミソラレミです。
先日9月3日(土)の22時~24時は、
9月のテーマ「脚本におけるト書き」について
皆さんとについて考察して頂きました。
ご参加頂いた皆さんお疲れ様でした。
内容としましては、学園での恋愛ということで
女性2人と男性1人の3人の登場人物が
お互いに互いを好きになるという究極の三角関係を
教室と廊下という空間だけに限定して皆さんにト書きを考えて
頂いて私が要所要所でセリフを考えて書くという
進行でお送りしました。あえてセリフを皆さんに
考えて頂かないようにしたのは、ト書きだけを考えることに
集中をして頂きたかったからです。
「ト書き」という言葉は
歌舞伎の台本の「〜と立ち上がりながら」等の「と」から来ているそうです。
文体は「〜であった」などの過去形でなくて「〜である」などの現在進行形で書くのが一般的です。
そして最初に参加頂いた方にご質問を頂きましたが今回は小説におけるト書き(地の文)ではなく
舞台や映像などで使われる脚本のト書きを考えて頂きました。
それは、ト書きを考えて頂く上での映像をイメージするというプラクティスを
経験して頂きたいと考えたからです。
皆さんには稀に見ないムチャぶりにも関わらず、頑張って
沢山の素晴らしいト書きを考えて頂きました。
ト書きを考える上で必要なことは「とにかくその場の情景をイメージする」につきます。
その中で、登場人物の位置関係を説明したり、感情を説明したりします。
しかし、小説に出来て映像脚本に出来ないことも理解しておいた方が
良いです。今や映像でもCGを使えばたいていの表現は出来るように
なりましたが、ここではCGを使わない表現で想像しながら考えて頂きます。
具体的には「恋をして心がキュンとする」という表現は小説ではOKですが、
映像ではNGです。同じ感情を映像で表現するなら「ハッとして目を見開いた」
という表現になります。
このようにたかがト書き、されどト書きでどの部分をチョイスするかによって
脚本家の個性が出てきますし、役者さんが演技をしやすくなるのです。
皆さんも小説を書かれるのも素晴らしいですが、気分転換とさらなる表現技術
向上にオススメですので、一度脚本を書いてみてはいかがでしょうか。
次回は、9月17日(土)22時~24時にカレッジの講堂にておこないます。
これまではその場その場で即興で書いて頂きましたが、次回からは、実践編と
なります。次回までに宿題を出させて頂きますので、是非挑戦してみてください。
宿題は以下よりダウンロードください。
ご都合が宜しい方お気軽にご参加くださいね☆
ミソラレミでした。