皆様ご機嫌いかが?
ミソラレミです。
先日4月23日(土)22時~24時で
カレッジの講堂にて第2回カレッジ
シナリオ講座を開催しました。
ご参加を頂いた皆様お疲れ様でした。
4月のシナリオ講座「シナリオ制作におけるネタの収集について」
ということで、第2回は物語の「書き出し」について
皆さんと一緒に課題の写真を観ながら、
そこから感じ取れるモチーフからイメージして
「書き出し」を考察しました。
物語の「書き出し」はいろいろとありますが、今回は
「情景描写型」「主人公の心情描写型」「結論先行型」の
3つのパターンについて考えてみました。
写真から「書き出し」を考える際のポイントとしては
写真から「どの素材を題材として抽出するか」です。
僭越ながら私の考えた「書き出し」の例としまして
「情景描写型」では、春の風景の中を電車が走る写真を見て
→沿線の桜が満開を迎えたあの日、僕は久しぶりに実家に帰省した。
「主人公の心情描写型」では、教室で物思いにふける少年の写真をみて
→今、ボクは胸の鼓動を速めているこの感情に自分でどうすることもできず、戸惑ってしまった。やっぱり・・・
「結論先行型」では、東尋坊(切り立った崖)の写真をみて
→これで、ようやく・・・俺は足下に広がる岩肌を見つめながら、最後の一服の煙草に火をつけた。
物語を考える上で、読み手とのファーストコンタクトとなる重要な「書き出し」は、
皆さん凄く悩まれると思います。プロの作家もロケハンをして、舞台となる写真や資料を集めた上で、
頭を整理して物語を書き始めるということをしています。今は、ネットの情報が充実していますので、
画像検索などを利用すれば、実際にそこに行かなくてもネットでたいていのロケハンが出来ると思います。
こんな風に写真や映像を見ながら、「書き出し」のイメージを膨らませる練習をしておくと、引き出しが増えますよ。
御時間のある方は一度お試しくださいね☆
でも・・・前回の講座は少し、課題が難しかったかもしれません(反省)
次回は5月7日(土)22時~24時で予定しています。
5月のテーマは「物語の構成について」を皆さんと考察したいと考えています。
普段から物語を書いている方にも、これから物語を書こうと考えている方でも
なるべく、わかりやすいように講座を考えていきたいと思います。
それでは、また次回お会いしましょう(^▽^)ノシ
ミソラレミでした。